推しを選ぶのは運命だ
V6が解散しても、他のGを応援するんじゃない?特にご新規は。
— ゆずる (@yuzuru_1101) 2021年9月12日
って言われたけど分かってないなー!
若手Gの方がテレビ露出高くて圧倒的にはまる機会が多いのに、それでもV6にやってきたのは、そういうことなんだよ!!!!父!!!!!
推し、それはある日突然出会うもの。
ある種恋にも似たこの感情は、運命の推しを持たぬ者からは理解が薄い。
好きになろうとして落ちるのではない。
それはまさに運命。宿命。
いなくなったからといって、ホイホイ換えが効く存在では無いのだ。
私の最初の推し、それはミニーマウス。
世界中のディズニーにいる、キュートなあのネズミである。
幼い頃から、気づいた時にはミニーちゃんが好きだった。
スカートひらひら可愛いミニーちゃん。
毎日一緒に寝るのもミニーちゃん。
この頃はまだ推しなどという概念のない、至って普通の幼女だった。
そんなミニーちゃん大好き少女に立ちはだかる壁。
そう、思春期である。
かつて思春期の少女であった、大半の女性は分かるだろう。
女の子には、「可愛いとかダサい」「ピンクとかダサい」「水色ってかっこよくて良いよね」という時期があることを。
(近年は何の影響か、水色より紫が優勢らしいが。)
例によって私の周りにもその時期が訪れ、可愛いミニーちゃんが好き❤️とは迂闊に言えなくなっていった。
中学に入るとそれはさらに顕著になる。
可愛くてかっこいいミニーちゃんやデイジーのグッズは「イケてる女子」の特権となった。
割と隠なグループにいた私は、「あいつがミニーちゃん好きだって?ププ笑」みたいなことを言われかねなかった。
(被害妄想かもしれないが、うちの中学は割とクラスカーストが激しかったのだ。)
そんな周囲からの抑圧も手伝ってミニーちゃんへの熱は冷め、代わりに台頭してきたのがチップとデールである。
可愛いよね。いい感じにキュートだし。
当時はチップ派でした。
アニメのキャラなんかで気に入る子もいたけど、あくまで〇〇が好き、お気に入り、というレベル。
そんなこんなで推しの概念を知らず月日は流れ大学2年。
初めて一人で行ったディズニーランド。
バイトの連休がもぎ取れたのが、まさかの2週間前で、誰も都合がつかなかった為だ。
1人でパレードを見ていた瞬間に、それは起こった。
え…ミニーちゃん可愛い。
超可愛い。好き。
大学生になり、周囲からの抑圧も無くなり、誰が何を好きでも「キャラにそぐわない」という価値観が無くなった。
その瞬間、幼女だった頃の「好き」が蘇ったのだ。
もちろんチップとデールは大好きだ。
でもミニーちゃんがいちばん可愛い。
応援したい。もっと見たい。すき!!!!
「推し」の概念が誕生した瞬間だった。
推しビッグバンが起こった私は無敵だった。
今までの写真を見ても、ミニーちゃんだけ明らかに心が踊る。
ミニーちゃんの写真を残すために、コンデジを買った。一眼を買う勇気は無かった。
当時はお菓子屋勤めで友達とはめっきり休みが合わなかったので、一人で夜行バスに乗りパークに通った。
体が悲鳴を上げたので、途中からは飛行機になった。
ディズニーがスポンサーなので、航空会社はJAL。
そんなこんなで私は今でもJALユーザー。
どっぷりディズニーとミニーちゃんにハマった私は、妹の影響でV6にハマることになるが詳しくは割愛する。
ここで白状するが、ぶっちゃけV6の推し、長野博は好みのタイプじゃない。
私は身長の低めな人が好き。
理想の身長は165センチ。
楽器(弦楽器除く)の出来る人が好き。
さらっと軽口を叩ける人が好き。
感情表現が豊かな人が好き。
ご飯を美味しく食べる人が好き。
じゃあなぜ長野博を好きになったのかと問われれば分からない。
だって好きになっちゃったんだもん!!!
妹からDVDを見せられた時点で、顔の判別がしっかり付くのが長野くんだけだったのは、少々あると思う。
なんで分かったのかって、アメトークの明太子芸人に出てたから。
こうして見ると、テレビの露出ってある程度大事なのね…
ずーっと伊東家の食卓を見ていたので、健くんの判別は付くはずなんだけど。
世の中って分からない。
なんかもう長野博を推したのは、天啓としか言いようが無い。
だって輝いて見えるんだもの!!!
そう考えると、Snow Manの推しである深澤辰哉さんは個人的にもめちゃめちゃ納得している。
いや別に好きになろうとして推しにした訳ではないけどね?
そもそも最初は佐久間さんがお気に入りだったからね?
これは完全に性癖なんだけど、私、メガネかけてる男の人、好きなんです。
テレビではあんま見ないけど、深澤さんYouTubeでは高確率でメガネかけてる。特に初期。
あと、決して人を傷つける言葉を使わない。
自由にやってるように見えて、ちゃんと周りを見てる優しさ。
あと何より、顔がドストライク。
特に目がいい。切れ長でシュッとしてるの。
身長に関しては、実は長野くんと深澤さん、あんま変わんない。
Snow Manは高身長揃いだから、相対的にあんま高くないように見える。
新人類だなぁ〜と思う。歳あんま変わらないけど。
遺伝子レベルで好きなミニーちゃんと
言語化できない魅力を持つ長野博と
自分でも納得の深澤辰哉
こうして並べても、共通点なんて微塵も感じない。
それぞれ魅力なんて全然違う。
でもみーんな好きで、同率一位の推しなんだよなあ〜!!!!
あっ例えばV6の他のメンバーが深澤さんより好きじゃないかってそれはまた別の話。
もしかしたらこの先推しが増えるかもしれないけど、ようし!今日からこの人を推そう!なんて事にはきっとならない。
V6は解散してしまうけど、だからって他の推しをわざわざ増やそうなんて微塵も思わない。
芸能界を筆頭に、魅力的な「推すに値する人」なんて星の数ほどいるけれど、それでも推しを好きになったのは、運命と偶然が重なったのだと思いたい。
私が推しを選ぶんじゃない。
不思議な力が働いて、私が推しに選ばれるんだ。
推しを選ぶのは運命だ。
でないと、この不思議な関係に理解が追いつかない。
私の運命よ魂よ。
こんなにも魅力的な推したちに出会わせてくれて、ありがとう。