ゆるいオタクの頭の中

主にTwitterで生きてます。 @yuzuru_1101

既婚者を推すという話

私がV6のファンになった3年前、既に長野博は既婚者でした。



妹は長野博が結婚した当初、1年ほど引きずったらしい。
私がファンになってからというもの、森田剛が結婚し、岡田准一も結婚した。
…がしかし、私は一切ショックを受けなかった。
自担でないからかもしれない。
恋人がいること、結婚したことにショックを受けるファンも少なからずいるだろう。
その人々を詰る気も蔑む気も全くない。
ああ、そういう感じ方をすら人もいるな、という感じ。
それを受けて「私は」アイドルが結婚するという事が好きだ。


これは私の性癖なのだけれど、愛し愛される人が好きだ。
誰か一人を全力で愛し、その人に愛されている誰かを見るのが好きだ。
これは芸能人に限らずあらゆる所で出てくる私の性癖で、友人、仲間、動物、あらゆる物に適用される。
(しかし公共の場で目のやり場に困るほどいちゃこくのはお控え願いたい)
何を言う、ファンとアイドルだって愛し合ってるじゃないかと言われるがそれは違うのだ。
あくまで1対1の関係、個々の人間性をきちんと把握していることが重要なのだ。

ファンはファンであり、それ以上でもそれ以下でもなく、大勢のファンの間に彼らからの愛の差は無く、アイドルである彼らにいちばんに愛される存在、それがファン。
これが私のポリシー。
「ファンは優良なモブでありたい」
というのが私の推し方であり、個人としての人格を把握されたくはないのだ。
だからいくらファンとして彼らに愛されようと、それは私の性癖射程範囲外なのだ。嬉しいけど。

だがしかし壁が立ちはだかる。
アイドルには基本的に恋愛はご法度とされ、スキャンダルはネガティブな物となる。
当然「恋人がいます」なんて発言は出ない。
恋の1つや2つ、officialな関係、それさえ許されないの…?(悲しいほどにアイドル)
と言いたくなる私。
私は見たいのだ。
アイドルじゃない人間としての彼らが、大切な人に愛され、全力で愛する姿を。



恋人の存在が認められないアイドルである彼らの、そんな姿を宣言を、唯一officialに見られるのが結婚なのだ。



これは完全に私の性癖であり、日陰からそっと喜んでいるに過ぎない。
あとぶっちゃけアイドル垢では諸手を上げて祝福しづらい。なんとなく。
私の性癖は誰かの地雷。
基本は地雷なんぞ気にしないけど、致死量になる恐れのある地雷は気にしなければいけない。
気遣い、だいじ。
私にとってアイドルはコンテンツなので、性癖の喜びが勝るのだ。
性癖はすばらしい。


あと賛否両論あるとは思うが、私にとってアイドルとは、職業の一種なのだ。
プライベートをある程度切り売りする、特殊な職業。
なのでぶっちゃけアイドルというパフォーマンスに影響が出ない範囲なら、私生活がどれだけ荒れてもかまわない。
いや出来れば品行方正な私生活を送って欲しいが、あくまでそれは希望の話。
一般人が寝不足で仕事に行って、就業中に寝るのは困る。
色恋沙汰が拗れて、会社に恋人が怒鳴り込んでくるのは困る。
みたいな感覚に似ている。
ファンはお金を払って彼らを応援する、コンサートに行く、CDを買う。
職業アイドルとしての振る舞いを見たいから応援する。
その仕事に影響が出ないなら、百人切りなり酒浸るなり何でもやってくれというのが私のスタンスなのだ。

もし、アイドルとしてのパフォーマンスに影響ががっつり出ることがあれば、私は多分ファンを辞めると思う。
それは多分幻滅とかそういう事ではなく、解釈の不一致だ。
好みじゃない物を、お金も精神力もかけて応援するのは私のポリシーに反する。


でも私が知ってる彼らは、そんなことをする人たちじゃない。
現に4人が既婚者となったV6のパフォーマンスは、プロのアイドルそのもの。特に三宅健。(あっ健くんは結婚してない)
私は彼らの演じるアイドルが好きで、それで応援していて、そこに既婚者かどうかは関係ない。どうでもいい。
しかしそこに「既婚者」という付加価値が付いた途端、私の性癖が暴れだす、ただそれだけの話。


先日ジャニーズJr.の交際報道がジャニオタを賑わせたが、私は別にどっちだっていいと思う。
むしろ恋をして、今までより更に良いダンス、演技、パフォーマンスが出来るならどんどん恋愛すれば良いと思う。
でもファンに与える影響、自分を完全に律すことのできる精神力となると、うーん学生アイドルの恋愛はどうなの?という気持ちも分かる。
学生時代の恋は楽しいよ。
ズブズブにはまっちゃうよ。
きちんと隠し通せる相手とお互いを高め合う恋が出来るのなら、そんな恋愛に目くじら立てんでもと思わんでもない。



あと職業アイドルとしての彼らを愛している私は、職業に縛られる彼らを見るのは切ないのだ。
職業ごとにある程度人生に制約が生じるのは仕方ないけど(私はパティシエ時代、恋人とクリスマスを過ごせなかったし)
それによって人生の大きな選択に制約を与えたくない。
結婚するのも、一生独身でいるのも、ずっと恋人でいるのも、個人の自由な選択だけれど。
だからこそ、結婚してくれると少しほっとするのだ。
ファンのせいで人生を縛っていないと。
個人の意志が認められる世界なのだと。

完全に私のエゴでしかないのだけれど。





V6の結婚には諸手を上げて祝福したけど、SnowMan(推し)の誰かが結婚する日が来たとき、どうなるかは分からない。
全員未婚者、同世代。
私自身も結婚するかはまだ分からない。
まだまだファンを恋人扱いしてくることがリアルな彼らが、大切な人を一生愛すと誓ったその時。
私は今の彼らを思い出してちょっと泣くかもしれない。
でも出来れば性癖爆発させて全力で祝福できるファンでありたい。
ファンは優秀なモブなので。


もしその日を迎えた私がしょんぼりしていたら、何も言わずおいしい物をください。
美味しい食べ物は私を救う。









なお彼らが大切な恋人を作るのはいっこうに構わないけど、プライベートを勝手に暴いて晒す人は盛大に苦しんで苦しんで苦しみ抜く思いをして欲しい。
どんな素敵なスクープだろうと、彼らが表で言わないことは、勝手に騒いではいけないのだ。
公式さまの発する情報だけで、明日も元気に生きていきたい。