ゆるいオタクの頭の中

主にTwitterで生きてます。 @yuzuru_1101

私がSnowManのファンになった話

うっかり滝沢歌舞伎を見に行ったあの日から、80日が経ったらしい。(過去ブログ参照)

約8年前からディズニーパークにどっぷりと浸かり、4年前にV6のファンになった私。
めでたくSnowManのファンにもなりました。
何がどうしてこうなった。


事の次第は滝沢歌舞伎を見に行ったことだった。
コロナのせいで肌で没入できるエンタメに飢えていた私に染み込んできた上質なパフォーマンスは、強烈な印象と快感を残した。
もう一度あれが見たい。願わくば今度ははっきりと顔と名前とメンバーカラーが一致する状態で。

そう思った私は、Twitterで意見を求めた。
SnowMan、とりあえず何から見たらいいかな!」
V6とSnowManの両方を推している親切な相互さんは教えてくれた。
「すのちゅーぶ。特にお勧めは自己紹介ラップ。」
ありがとう相互さん。愛してるよ。


そこから私はSnowManYouTube(すのちゅーぶ)を狂ったように見た。
名前と顔とメンバーカラーがしっかり覚えられる自己紹介ラップは特に見た。
その他は比較的最近の、特に緊急事態宣言中にupされた動画を見ることが多かった。
何故か。
理由は至極簡単で、「常にメンバーの顔が写っており、最初の位置から動かない」からである。
とにかく顔を覚えたい私にとって、この動画たちはうってつけだった。




その中で気づくのだ。
「あれ、紫のこの人、良くない…?良いよね…?多分好き。」




そもそも滝沢歌舞伎であまりに可愛い佐久間くんの姫っぷりに落ちた私。
順当に佐久間推しになると思っていた。
最初の時点で個体識別が出来ていたのも佐久間くんのみ。
V6のファンになった時も、最初に唯一顔の区別がついていた長野博に順当に落ちた。
だから佐久間担になることに、何の疑問も抱いていなかった。
彼のメンバーカラーであるピンクのグッズが増えるのかな。私ピンク似合わないから、似合うの探すの楽しみだな。そう思っていた。


ところがどうだ。確かに佐久間くんを目で追っているのに、気がつけば紫の字幕に心ときめいている自分がいる。

※余談だが、すのちゅーぶはメンバーカラーに対応した色で字幕が出る。とてもとてもありがたい。

ふーん、深澤さんか。この人が回してるのか。
ピアス2つも着けてる。かっこいいな。
今まで全く無かった、ピアスへの憧れが生まれた瞬間だった。



そうこうしている内に、予期せぬ事態が訪れる。
滝沢歌舞伎を見に行く2回目の日取りが決まった。
舞台挨拶中継付き上映会をやると言うのだ。
それも、上映映画館のいちばん大きなスクリーンで。

我が街はなかなかに田舎で、小さな72席の劇場が半分以上を占めるシネコンが主だ。
大きなスクリーン(それも都会のよりはずいぶん小さいが)で見られるのは、公開から1週間程度。
しかも当時は鬼滅の刃が大旋風を巻き起こしており、いちばん大きなスクリーンは独占されていた。


滝沢歌舞伎が見られる。あの大きなスクリーンで。良質な音で。
この機会を逃せば、72席の小さなスクリーンになってしまう。

絶対に見たい。


私は幸運にもチケットをもぎ取った。
即満席になったチケットページに何度もアクセスしていたら、なぜだか空席が出たのだ。
神様ありがとう。そして片足突っ込んだ程度のV6ファンがチケット取っちゃってごめんね。
でも見たいの。


チケットを取ったからには、何としても顔と名前を覚えなければならない。
今まで以上にすのちゅーぶを見て、ダンス動画を見た。
「君の彼氏になりたい」という曲のレコーディング動画がお気に入りになった。ドキドキしちゃう。


そして迎えた当日。
会場の女の子たちはみんなアクスタと一緒に来ていて、いのちゃんまん(V6井ノ原快彦のゆるキャラ)しか連れてきていない私は落ち着かずソワソワしていた。
コロナ対策で一席ずつ空けて座る会場は満席だった。
舞台挨拶では、何とか顔と名前が一致したことに安堵し、ファンの皆さんの反応を楽しんでいた。
ブルーのお揃い衣装が素敵だった。

映画本編が始まる。
組曲を見ている時だった。

「あれ、深澤さんじゃね…?」

前回は、どれが誰なのか全く分からなかった。
ひたすら動きを追うので精一杯だった。
顔は映らないけど、なぜだか深澤さんだけ分かるという不思議な現象がおきた。
こう、上手く言えないけれど、動きが「そう」なのだ。
わかる、わかるぞ…!!(ムスカ)
でもなんで深澤くん…????

佐久間くんなら理解できる。いちばん動きが綺麗だなとずっと思ってたし今でも思ってるから。
この時既に自覚は無くとも、深澤担だったんだと思う。


映画が終わり、ぼんやりとした夢うつつで帰路についた。
家に帰り、出てきた曲の動画を見た。
深澤辰弥がなぜだかキラキラと輝いて見えた。
揺れる左耳の2連リングピアスが眩しかった。



この頃SnowMan界隈で、よく見る絵があった。
丸眼鏡にラフな着物姿の深澤さん。
最初は、歌舞伎やってるからね~お洒落な絵を描く人もいるもんだ!すげぇ!と思っていた。

ところがどっこい、数が多い。多すぎる。
これは元ネタがあるやつだと気づいたのは3日ほど後。
必死の捜索で「酒脱」というキーワードを手に入れた私は、「深澤辰弥 酒脱」で検索をかけた。


そして知るのだ。an・anの存在を。


どうやらananで連載中の滝沢歌舞伎特別ページの写真らしい。
皆様の素敵イラストでこれだけ壮絶な色気を放つのだから、本物はどれほどなんだろう。
とりあえず確認しよう。
と本屋を捜索した。


無い。どこにも無い。


前後の号はあるのだ。
酒脱の深澤さんが載った号だけが、どこの本屋にも綺麗に無いのだ。なんでや。
2週間に渡る捜索。がっつり足を伸ばした本屋で、それは見つかった。

基本的に雑誌を買うことの無い私は、迷った末に買った。
本屋を巡回しつつ、毎晩のすのちゅーぶ視聴は進んでいた。この頃のお気に入りは、阿部ちゃん先生シリーズ。


家に帰り、an・anを開く。
皆が騒いでいた酒脱のふっかさん。
ああ、好き。かっこいい。ひれ伏すレベルのセクシー。
次のページ、紫の美しいサテンをバックに、シンプルな黒一色の衣装でポーズを決める深澤さん。


ここで私の脳を「好き」が貫いた。


YouTubeを見て、何度も感じていたモヤのようなフワフワした柔らかな「好き」が、雷に撃たれて結晶化したようだった。
なんとなくの「SnowManなら佐久間くんと深澤さんが好きかな!」が、「私は深澤担です」に変わった。

ダイヤモンドのようにキラキラと輝く「好き」を抱えて、私は新年を迎えた。
年越しの瞬間はV6のファンとして過ごしていたので、カウコンは録画で見た。
大好きなSnowManが、大好きなV6の歌を歌っていた。沸いた。


そして一週間を過ぎた頃、唐突に気付く。
「今ファンクラブに入っておけば、1年目から応援しているファンになれる」
なんとも打算的な理由だろう。
でもジャニーズのファンクラブが良いということは、V6で存分に理解していた。


私は迷わずSnowManファンクラブに入会した。
深澤辰弥推しのSnowManファン、ここに誕生。
そしてV6とディズニーというアナログ仕様の世界にどっぷり浸かっていた私はジェネレーションギャップに叫ぶこととなるのだ。


「デジタル会報って!!!何!?!?!?」