ゆるいオタクの頭の中

主にTwitterで生きてます。 @yuzuru_1101

陰陽師 生成り姫 南座公演の感想



京都南座、行ってきました。

チケットを見てびっくりしたのは、開場時間が書いてないこと。

12時半開演だったのですが、一瞬開場時間と見間違っちゃった。危ねえ。

お席は2階席の一番後ろ。

FC枠は外れてしまったので、一般枠で。

 

入って思ったこと。

「いや南座思ったよりちっちゃいな!?!?!?」

2階席の奥だから、もっと見えにくいかと思ってた。顔が見える。近い。

3階席があるので舞台の上方部は見えないけど、それで不自由を感じることも無かった。

 

舞台の感想ですが、とっても分かりやすい舞台だったな…と。

ストーリーも親切だし、言葉遣いは基本的に時代背景に沿っているのに、所々現代的で笑わせてくれるし。

ワイヤーアクションで吊られる人もいっぱいいたし。

古風だったり回りくどい言い回しの好きな私、歓喜

大掛かりな舞台セットがあんまり無かったのも印象的だった。

ダンサーさんが何人か出てきて、登場人物になったり、背景になったり。

コンテンポラリー的で、舞台にすごく馴染んでた。

「気に止めない動き」が出来るのって、すごいと思うんですよね。

背景と溶け込む動き。

 

導入のシーンが終わった後、幕にプロジェクションマッピングで題名が出るのもびっくりした。

テレビみたいなエフェクトが舞台で見られて。

その後要所ごとにも多用されてて、かっこよかった。

技術の進歩すげえ。

 

やっぱり遠かったので、お衣装ははっきり見えなかったんですよね、残念。

平安の時代は守備範囲じゃないので詳しいことは分からないだろうけど。

良い布使ってんだろうなあ〜〜〜〜!!!

女性陣の衣装も、それはそれは綺麗なんだろうなあ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

 

 

 

さてさて今回は、下調べとかほとんど無しで行きました。

安倍晴明本人に関する本を、ちょっと読んだ程度。

なのでストーリーに関しては完全ノータッチ。

 

で、初めて陰陽師のストーリーに触れたのですが。

 

いや晴明さんと博雅さんクソデカ感情すぎやしませんか!?!?!?

お互い唯一無二の友みたいな言い方してるけど、思い合いすぎやん!すき。

世が世なら、BL界で一大ジャンルになったに違いない。

(ということを妹に言ったら、既になってるんじゃない?過去ジャンルなだけでは?と言われた。それもそうかも。)

 

個人的ヒットは綾子姫。

わがままお嬢様で呪い殺されちゃうんだけど、私はああいう子好きです。

欲望に忠実で、そこに葛藤の無い子が好き。

「愛しの旦那ちゃんにお見舞いに来て欲しい❤️」

「でもお顔に痣あるから絶対会わないけど❤️」

とか可愛いじゃん。2次元だから。

楚々としたお姫様より、わがまま娘が好き。

これは性癖。

 

あとは源の博雅さん。

林翔太くんの印象は、恥ずかしながら滝沢歌舞伎2018で止まってたんですが。

いや、良いねえ…かっこいいわ…

博雅さんめっちゃ良い男だわ…

一度しか会ったことのない芍薬の君を一途に思って、純粋で素直で。

相手の姫を思うあまり最終的に一緒に鬼になっちゃうあたり、愛。

そう、重い。愛が重い。

でも押し付ける愛じゃないから、その重さが心地よい。

 

中の人(って言って良いのかしら?)の林くんをはっきりと存じ上げないけど、本当に所作がマッチしていて、まさに抜け出てきた博雅さん。

あと声が良いね。

爽やかでよく通る、ちょっと高めの声。

林くんを博雅さんにキャスティングした人に、ハム贈りたい。高めのやつ。

晴明さんと対比するとほんっとうによく動く人なのだけど、その動きがすごく軽やか。

お顔の表情までははっきり見えないけど、一つ一つの動きが綺麗。

声を荒げるでもなく、納得のいかないことがあっても耐える。

なんて出来た人なんだ博雅さん。

この人と結婚してたら、まじ幸せになれたと思うよ徳子さん。

 

 

そう、この徳子さんが凄かったのよ。

鬼の時と徳子姫の時と、もうほんとに声から仕草から何から全然違う。

え?これほんとに同じ人?

鬼の時の声なんか、腹に響くめちゃ凄みのある声なのに、徳子姫の綺麗な高くて細い声よ。

女性だからやっぱりしなやかで線の細い体をしてらっしゃるんだけど、サイズまで違く見えてくる。

多分倍くらいサイズ違う(感覚)

 

 

そして何より健くん。

最初のセリフを聞いて思ったこと。

『いつもの健くんのお声じゃねぇ!!!』

インスタとかで、お茶目なセーメー健ちゃんばかり見ていたので油断してたぜ。

いつもより低い、濁点を感じさせる声。

博雅さんがよく動く分?晴明さんの動きは少なめ。

なんだけど、その限られた動きが逆に凄みを増してて、晴明さんの感情が現れててすごく素敵だった。

冷静沈着な動じない人というのが安倍晴明のイメージなんだけど、今回はなんかいい意味で違った感じ。

小説はこれから読むので、これが健くんが演じてる所以なのか原作通りなのかは分からないけど。

動きの量やセリフの量だけ見たら、静の晴明、動の博雅、なんだけど。

精神的な面においては動の晴明、静の博雅。

博雅も心が揺れたりはするんだけど、心が定まっている分揺らぎがない。

健くん演じる晴明は、迷ったり、混乱したり、驕ったり、迷ったり。

めちゃめちゃ人間臭くて新鮮でした。

人の強さとか弱さとか、そういったものに踏み込む舞台だとは聞いていたけど、こんなに人間臭いと思わなかった。カッケー!!

ほんと、動きが全体を通して少ない分、よく動くシーンがめちゃめちゃ映えるんですよ。

3幕とか、ああ、動揺してんだな、とか。

イライラしてんな、とか。

 

何よりその小さな所作の一つ一つの美しいことと言ったら!!!!

すっと伸びた背筋、豆粒みたいな顔。美しすぎる。

時代背景上、あぐらをかく動きがすごく多いんだけど、それがまあ滑らかで綺麗なんですよね。

歩く動作も、体が全然ぶれない。

すごく、晴明っぽい。

まーーじで健くんをキャスティングした方に、蟹を贈りたい。良いやつ。

空気を切るようなキレがあって軽いダンスが健くんの持ち味だと思ってるけど、晴明健くんの動きは、重い。

いや、もたつくような重さじゃなくて、どっしりした重みというか。

重力ちょっと余分にかかってます?みたいな。

その重みが人間臭い晴明さんと合わさって、すっごい魅力的だった。

見に行ってよかった。

 

 

音楽も良かった。

雅楽の楽器じゃなくて、洋楽器を使ってるとこが面白いよね。

歌舞伎の舞台に明るい訳じゃないんだけど、南座って言ったら和楽器かと思ってたので面白かった。

パンフレットを買ったらまず一番にスタッフさんの確認をするんですよ、私。

ん?リコーダー?リュート?へー!!!

現代語で進む舞台とリコーダーの音がすごくマッチしてたと思う。

すっごいかっこよかった。

(弦楽器には明るくない。すまん。)

で、いちいち音楽が良い。

サントラを出せ。2500円くらいで頼む(強欲)

覚えて帰って楽譜に起こせたら良いんだけど、私の頭はポンコツなので忘れてしまった。

残念。

 

本当に、見に行って良かったとっても素敵な舞台だった。

スタッフさんの中に、二十日鼠と人間とか、カノトイハナサガモノラでも関わった方が居て嬉しかった。

何よりFORTUNE以来、およそ2年ぶりの舞台。最高だった。

やっぱり楽器の生音とか、生の声はいいなあ。

そんな気分に浸りながら、原作小説を読みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⚠️一個だけ、すごく個人的に残念だったこと。

一つ前の列に座ってた団体様、なんか慣れてない感じだな?と思ってたら、どうやら出演者さんの身内っぽくて…

若いダンサーさんのおばあちゃまやご親戚が、チケット取って見に来ました!って感じだったのね。

それはすごく素敵なことなんだけどね。

「次のシーン、こんな格好であの辺に立ってるよ!」

「次の幕で喋るシーンがあるよ!」

「あの辺にこういうセットがあるからね!」

とかなんとか客席で喋るのはやめれ。

ネタバレやめれ。喋るのも最小限にしてくれ。

あと袋や持ち物をガサガサ言わすなーーー!

というのが非常に気になってしまった。

しかも後のスケジュールが押してたせいで、そういうのはやめてほしいな〜って伝えられなかった。しょぼん。

みんなどういう経緯で、誰のファンで来てるか分からないから、私も特にマナーには気をつけようと思いましたまる

ドルオタとマナーの話

⚠️割とネガティブ寄りの話となります。ご注意ください。

⚠️あくまで個人の意見です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「V6のファンはマナーが良い」というのは、ファンの間で囁かれる有名な話。

私はこれ、ちょっとだけズレてるんじゃないか?と思ってて。

 

どこと比べてマナーが良いのかって言われると、大抵出るのはジャニーズの別グループ。

まあそうよね、比較しやすいもん。

コンサートや舞台の流れも一緒だし。

 

でも気づいてますか?

V6って、直近5年程度、ライブをやってるグループの中では一番の古株だってこと。

活動年数が増えるに従って、歳を重ねたファンも増えていくのが普通で。

年を重ねると普通、世間の常識や人との関わり方を学んで、マナーが良くなっていくものだってこと。

 

お口が悪いのは承知の上だけど、V6ファンがマナーが良いんじゃなくて、比べる相手の、マナーが悪い部分を切り取っているんだと思うよ?

 

 

 

後輩との関わりを発端に、定期的にファンが荒れること。

必要以上の毒を吐く人がいること。

相手のファンを叩く人がいること。

私はずっと、悲しく思っていた。

 

私だって聖人じゃない。

は?そりゃあねえだろうよ〜と思うことだっていっぱいあった。

でもそこで相手を叩くのは違うんだよねえ…

 

叩かれて改心するような人は、多分普通に注意されたら改心するよ。

素直に注意を聞き入れないファンが多数派のグループなら、いずれ自滅するよ。

あなたがグループが自滅することを悲しいと思うのなら、必要以上に攻撃的な言動はしないはずだよ。

 

 

人って正常値バイアスが常にかかってるので、自分の身の回りで多数派なことは、世の中でも多数派だと思うんだよね。

自分の周りはどうしても似た人が集まるから、自分の意見が多数派だと思いがちだよね。

私も定期的に失敗する。

 

(具体的には、2次オタの友達に、腹筋太鼓が通じなかった。)

(腹筋太鼓って何?立派な腹筋を持つ男が半裸で仁王立ちしてて、両脇からペチペチ叩くの?って言われた。)

(私の腹筋が崩壊した。)

 

 

私はV6以外のジャニーズの現場に行ったことが無い。

比較対象が無いから、比べることは出来ない。

けど確かに、舞台でもライブでも、現場で不快な思いをしたことはほとんど無いんですよね。

 

 

 

V6は、「ファンは選べる」っていう意識がしっかりあったグループなんだと思う。

それに、間違っている行動にきちんと「NO」を言えるグループ。

だからルール違反をするファンはきっちり干すし、ファンへ注意も促す。

いわゆる「しつけ」が上手かったのかな。

 

 

で、どうしてこの「しつけ」が機能するのか。

タレントサイドがいくら注意しようが、ファンがルールを守らない界隈は残念ながらある。

でも、V6のファンて、基本的に公式から言われたことは守った。

程度の差こそあれど、全くルールを守らない人ってあんまり見なかった。

 

 

 

 

でも、定期的に他界隈相手に荒れるんだよな…

 

 

 

 

思うにV6ファンは「結束感が強い」気質なんだと思う。

ファンは推しに似ると言うけど、V6もそう。

職人気質で、結束感が強くて、自分の理想とする世界を突き詰めていける人たち。

万人受けしなくていい、本当に大事な人たちに分かってもらえればそれでいい。

そう考える人たち。良くも悪くも。

 

 

推しが大切で、年齢を重ねて経験も重ねてリアコなファンが少ない分、親ばか気質なファンが多い。

基本的にはとっても良いことなんだけど、時々悪い方向に作用しちゃうんだろうな。

 

推しと自分達の世界がとても大切で、それはとっても素敵なんだけど、その大切な世界を害してきそうな気配を感じると、必要以上に牙を剥いちゃうんだろうな。

 

 

 

私はオタクだけどゆるゆるオタクだし、V6のことがとっても好きだけど。

他にも大切で大事にしているものがいっぱいある。

良くも悪くも熱くなれない。

(楽だけど、ちょっと寂しいこともある。)

 

 

私は詳しく感じてきた訳じゃないけども、冷遇されていた過去があるからこそ、剥く牙がある。

敬意を欠いた言葉に怒る感情がある。

そういうのって積み重ねだから、理屈じゃないんだけど…

 

 

 

 

 

 

好きな界隈同士が荒れてるのは、辛いんだよねえ〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怒る気持ちはすごく分かる。

Twitterで愚痴を吐きたくなる気持ちはすごく分かる。

でもこれを見た他界隈ファンがね。

「え、V6ファン怖。」って思ってしまったり、いじめられた!って思ってしまったら。

 

評判を落とすのって基本的には、V6の方なんだよね。

 

 

私の友人Aは、自分は〇〇推しです!って初対面の人に言いたくないらしい。

推しのことは誇りに思ってるけど、相手が自分のことを良く思ってなかった場合が怖いんだって。

その場合、自分に関連づけて、推しの印象まで悪くなるからだと。

だからある程度仲良くなった人にしか言いたくないと。

 

確かに私も過去、ジャニオタが怖かった時期があった。

それはたまたま最初と2番目に出会ったジャニオタが、ガチ恋同担拒否の割と怖めのオタクだったからなんですけど。

そんな風に、ファンの振る舞いが推しの評判に直結するって考えたら。

 

 

 

誰かを叩くのって、悪口言うのって、怖くない…?

私は怖い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分個人のちっぽけな意見で、誰かの行動を変えようなんておこがましいけど。

同じ人を大好きな仲間が、誰かへの嫌悪感をガッツリ露わにしてるのって、なんか、切ないなって。

できれば楽しそうな姿がいっぱい見たいなって。

 

落ち込んでも怒っても愚痴っても良いけど、誰かを攻撃してる姿って、美しくないなって。

 

 

でも何かをしんどく思って嫌だって感じる心は否定したくなくて。

 

う〜〜〜〜〜〜〜ん

 

難しいねえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

っていうだけの話でした。

とっぺんぱらりのぷう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

解散発表から1年経ったV6のオタクの話

 

去年の今日、推しがファンに向けて解散の予定を発表した。

8ヶ月間たくさんの愛をファンに注いで、V6は11月1日に解散した。

 

 

 

 

悲しみに暮れた3月12日。

私はそこから1週間寝込んだ。いやマジで。

大きな悲しみ、当然あると思っていた未来が大きく形を変えた。

分からないことがいっぱいあった。

新型コロナが猛威を振るっていたご時世。

最後のツアーがあるのかすら分からなかった。

もうV6の新曲は聴けないかもしれないと本気で思った。

 

6月に新しいシングルが発売された。

最後のシングルと銘打って出された「僕らはまだ」は、たくさんの音楽番組で取り上げられた。

最後の音楽番組と煽るものもあった。

まだ、時間はいっぱいあるのに。

まだまだ、見たい姿がいっぱいあるのに。

最後でいいの?ほんとに?

悔しかった。

 

 

事態が大きく動いたのは夏。

全曲新作のアルバム「STEP」の情報が告知され、そこからはまさに怒涛。

『アルバムにはメンバープロデュースの曲が入るよ!』

みんなのうたで流れるよ!』

『あっYouTubeに色々上げとくね!』

『最後のツアーやるよ!』

『グッズは三宅健プロデュースで超おしゃれ!』

『香水やパールのネックレスもあるよ!』

学校へ行こう!が一夜限り生放送で復活!』

TVerで過去の学校へ行こう!傑作選を放送!』

ピノのCM!』

ソフトバンクのCM!』

『5GのアプリでNEWコンテンツ!』

『ポップアップストアやるよ!』

『渋谷の至る所に広告が!』

『もちろんテレビも雑誌もバンバン出るよ!』

 

 

 

文字通り供給のゲリラ豪雨

時間も体力もお金も足りねえ。

試されるV6ファン。

 

文字通り、気力もお金も体力も時間も、何もかも足りない数ヶ月だった。

田舎住まいの私はポップアップストアも行けなかったし、渋谷の広告も見られなかった。

買えてない雑誌もいっぱいある。

取りこぼしてしまった情報も感情もいっぱいある。

でもその中で。

V6の解散を語る上で、絶対に記録に残しておきたいものがある。

 

 

 

そう。『V-Land』である。

10月、唐突に告知されたそれは、ファンを混乱の渦に陥れた。

V6並びに、トニセン、三宅健岡田准一いずれかのファンクラブに籍を置く人だけが行ける、ファンだけの世界。

ファンたちはメンバーカラーもしくは白い球体となって(我々はその姿を魂と呼んだ)ふよふよと漂う。

聞いたことのないオルゴールの優しい音が響く、緑あふれる世界。

文字情報でのやり取りは無く、数種類のスタンプでコミュニケーションを楽しむ。

 

 

知らない人からしたら何それ?と思うだろうが、正式リリース前はそんな感じだったのだ。

さらにライブのMCで、メンバーもV-Landで遊んでいると言われ、ファンに衝撃が走る。

昨日スタンプを送りあったあの子が、今隣でふよふよしてるこの魂が、メンバーかもしれない!!

どうしよう!!!!奇行がバレる!!!!!

 

まあ何もしなくても我々の奇行はしかるべきところにはバレているだろうけど。

 

 

 

そんなこんなでファンもV6も駆け抜けた数ヶ月。

 

yuzuru-1101.hatenablog.com

 

こちらの記事でも触れたが、私はV6が解散することに、ほんのちょっとだけホッとしていた。

解散した後は、26年をゆっくり振り返って楽しむんだろうな。

解散日直前に発売されたベストアルバムは、過去のMVがふんだんに収録された豪華Blu-ray付き。

完全受注生産の、あなたのお名前入り特別盤は11月に発送される。

まるで、さあ、過去を振り返ってくださいと言わんばかりじゃないか。

そう思っていた。

 

 

 

そう、思って「いた」のである。

 

 

 

 

感動と興奮と寂しさが入り混じった11月1日は、自宅で迎えた。

オンライン配信されるライブを食い入るように見て、迎えた22時。

ラストライブを終えたその時間から、V-Landが正式リリースだと聞いていた。

チケットを買った人だけが見られる特別映像がある、とも。

 

ライブの余韻でうすぼんやりしていた私は、22時ちょうどにアプリにログイン。

そのまま特別映像を見た。

てっきり今までの集大成みたいな、エモ懐かしい感じの映像だと思っていたら。

 

 

 

バリバリの新規映像。

え?予算いくらかかってんの?

大迫力のダンス。映像の奥行き。

そして聴いた事のない新曲。

 

 

もう一度言う。

この日はラストライブの日である。

つまり最後のライブを持って、正式にV6は解散したのだ。

「解散の日に、新曲が発表された。」

 

 

 

私は思わず口に出した。

「は?正気かV6。」

 

 

 

 

 

あんなにあるじゃないか、既に。

素敵な歌も、かっこいいMVも、腹を抱えて笑うバラエティも、あるじゃないか。

こんな時に、エモ散らかした芸術作品をぶっ込んできやがった。

エモはエモでも、予想を180°超えてきた。

 

そして正式リリースされたV-Land。

『今までの衣装公開しちゃうよ!』

『コンサート映像や今までの特典映像もあるよ!』

『歴代ジャニショのお写真出しまーす!』

『ほら、岡田の撮った写真だよ。』

『みんなからのメッセージも掲載するね』

『もちろんスタンプでの交流も可能だよ!』

『あっBGMは実は新曲のオルゴール版なんだ!』

 

…これは本当に、既に解散したグループからの供給量ですか?

 

 

私がV6を好きになってからずっと、V6は質の良さで殴ってくるタイプなんだと思っていた。

供給量は少なくても、質が良すぎるが故に満足しちゃうんだと思ってた。

違った。

今までの隠し球(だと私が思っていたもの)が多すぎるだけだった。

 

11月30日23時59分までの予定だったV-Landは、みんなのスタンプによるV6コールに見送られてアプリ版のリリースを終えた。

そして3月末までという期間限定で、V-Land Portalとして存在している。

スタンプでのやり取りは出来なくなってしまったけど、映像と写真類と衣装展示が

残っている。

実にありがたい。

ファンたちは日々その映像を見て、日々のんびりと過ごしている…

 

 

 

訳ではなかった。

 

 

〜解散から3月までの出来事〜

『映画すみっコぐらし公開!(井ノ原)』

燃えよ剣公開!(岡田)』

『新FC早期入会特典発送!』

『トニセンのラジオ継続するよ』

ひかりTVで新番組開始!(坂本長野)』

『アマプラで最後のライブ配信開始!』

『クリスマスに生配信やるよ(なんと500円)(三宅)』

『新年からYouTubeで映画公開するよ(森田)』

『本人も登場する公式Twitterやるよ(森田)』

『マーダーやります(坂本)』

『OZやります(坂本)』

『19年ぶりにドラマ主演します(坂本)』

『フォエプラやります(長野)』

陰陽師やります(三宅)』

『大河出ます(岡田)』

『映画やります(岡田)』

『舞台やります(森田)』

『大型番組の司会やります(井ノ原)』

オイシックスのCMやります(トニセン)』

『今年も特捜9が帰ってきたよ!(井ノ原)』

 

 

 

なんか解散発表前より俄然忙しくない!?!?!?

 

 

 

 

V6のファンて…こんなに忙しかったっけ?

のんびりと過去に浸る余韻は何処へやら。

新しい情報と供給のゲリラ豪雨で、過去なんて振り返る余裕もない。

 

ここでやっと私は気づく。

そうだ、この6人はそういう人たちだった。

どんな素晴らしい栄光と歓声を着せられても、さらりとそれを脱ぎ捨てて、新しい輝きへと走っていく人たちだった。

そういう人を、私は大好きだったんだ。

 

6人はきっと、過去に生きてほしいなんて微塵も思ってない。

26年分の思い出は素敵な輝きだけど、ファンをその中に沈めようなんて気はさらさら無い。

解散は次の輝きへの単なるSTEPに過ぎないんだな、きっと。

 

そういう6人が好きだ。

いつだって新しいものを追う6人が大好きだ。

でも、6人みんなで笑って、泣いて、踊る姿が大好きだ。

理不尽にいじられるリーダーが好きだ。

それいつの?って服でレッスンする博が好きだ。

話を盛りまくる井ノ原くんが好きだ。

健くんにちょっかいを出される剛くんが好きだ。

トレンドをちょっとドヤ顔でみんなに説明する健くんが好きだ。

末っ子満載でひらがなで喋るオカダが好きだ。

 

 

今の6人が大好きだ。

V6でいる6人が大好きだ。

 

 

今日も明日も10年先も、私の自己紹介はきっと変わらない。

「こんにちは、初めまして。V6のファンです。」

 

 

 

オタク姉妹の東京旅行記〜LIVE TOUR 2021 groove〜

福岡旅行から約50日。

復活当選のチケットが当たり、さいたまスーパーアリーナ公演に行くことになった私たち姉妹。

とはいえ特に観光はせず、ホテルと会場を往復するだけの簡素な旅。

東京!日暮里!渋谷のV6ポップアップストア!ディズニー!

わーん行きたかったよう!

仕方ない。コロナに敏感な田舎の民なので。

万が一罹ったら、袋叩きなので。

何よりツアーに行って病気を貰うなんて、我々のV6が良しとするはずが無い。

 

お昼に出発する飛行機でいざ羽田空港へ。

想定外の渋滞で間に合わないかもと焦りつつ、まあ何とか余裕を持って空港に到着。

世は緊急事態宣言が解除されたばかり。

福岡の時はめちゃめちゃ人数少なかったからどうかな?と思ってたら…

 

めっちゃ乗る人おるやん。

 

え?こんなに動く人おるん?

てちょっとびっくりする位には人がいる。

私も動いてるから、文句は言えないのだが。

 

無事に飛行機に乗り込んだところで、一つ個人的にショックな出来事が。

JALの安全のご案内の動画、一新されとる!!

私はあの、「機内のトイレでタバコを吸っているところを発見されてしまった人」が好きで、毎回楽しみにしていたのだ。

別にいいけど!いいけど!

なんか寂しい!!!

 

そんなこんなで富士山を眺めつつ羽田に到着。

便数が減っている影響か、機体からバスで移動して荷物を受け取る。

お腹が空いたので天やで天丼を食べ、速やかに品川へ移動。

(余談だが、私は天やの天丼がとても好き。安くて美味しい。)

人がいっぱいいる…と、田舎者はオドオドしてしまう。

本当に、電車に吊り広告が無い…

とぼんやりしていると、あっという間に品川に着く。

 

今回のお宿は、品川プリンスホテル

アクセスの良さと、朝食が美味しそうなところ…

と選ぶとこうなった。

チェックインを済ませ、眼下に広がる駅を眺めていると、あっという間に15時前。

16時からの規制入場なので、いそいそとTシャツに着替え出発する。

駅のホームで待っていると、午前中の仕事を済ませ遅れてやってきた妹からLINEが。

 

妹)羽田到着。今から向かう。

私)今ホーム。待ってようか?

妹)いや、向こうで待ち合わせでいいよ。

私)うっす。了解。

 

 

という訳で、妹を置いて埼玉へと向かう。

目の前に座っている男の子(推定4歳)が、垢抜けてない二宮和也にそっくりで、つい見てしまう。

完全に変な女なので、頑張って目を逸らす。

 

到着すると、当然ながら仲間だらけ。

みんな思い思いのおしゃれをしていたり、バッグをデコっていたり。

お子様や男性ファンも結構いて、嬉しくなっちゃう。

妹と合流するまで暇なので、周囲を散策。

アップルパイが売りのパン屋さんに、みるみる吸い込まれていくV6ファン。

そうだよね!アップルパイ買っちゃうよね!!

さらに散策を続けると、以前から行ってみたかったラーメン屋さん(麦とオリーブ)を発見。

天丼食べずにこっちで食べれば良かったあ!!!

と後悔。仕方ない。

地下にある沖縄料理店のスピーカーからは、V6の曲が。

こういうの嬉しいね!

 

そうこうしているうちに、妹と合流。

指定時間ギリギリ16時半ごろ入場。

そこからの流れはこちらをどうぞ。

 

yuzuru-1101.hatenablog.com

 

規制退場に従って会場を後にしたのは、20時過ぎ。

実は品川でテイクアウトしようと思っていたビリヤニのお店があったのだが、ラストオーダーは20時半。

確実に間に合わない!!!

食事がコンビニ飯になってしまうのは避けたい!!!

ふと、先ほどの「麦とオリーブ」のLOが20時半だったことを思い出す。

 

私)ねえ妹、晩ご飯はラーメンてのはどう?

妹)いいよ、当てはあるのかい?

私)すぐ近くの階段降りたとこに1件。

  このまま駅に行っても大混雑だろうし、どうせなら食べて帰ろう。

妹)おけ。どうせどこ行っても混んでるんだ。

私)もしお店も大混雑だったら、大人しく帰ろうぜ。

 

結果として、ラーメンを食べて帰った。

思ったほど混んでおらず、LOギリギリで滑り込めた。

妹は三種出汁の醤油ラーメン、私は蛤のチャウダーラーメン。

次に行った時も、行ってもいいなと思う程度にはとても美味しかった。

でも次は塩ラーメンにしよう。

 

時間をずらしたおかげで楽々座れる電車に揺られ、帰路に着く。

なんとこの日、少年倶楽部プレミアムのV6スペシャルがあった!

リアルタイムで見るべく、さっさとお風呂を済ませなければならない。

 

夜のおやつとして、プリンと冷凍チェリーを買った。

さくらんぼ、美味しい。侮れない。

 

隣で寝かかっている妹を小突きながらテレビを見る。

あー楽しかった!若かりし頃のV6もかっこいいなあ!とふと隣を見ると!

妹!!寝てる!!!

妹よここは姉のベッドだ。

おねーちゃん君を抱えることはできないから、頼む、起きてくれ。

そして巣作りを済ませている自分のベッドで存分に寝てくれ。

歯磨きがまだだと叫んで妹を叩き起こし、速やかに2人で歯磨きを済ませる。

私が寝る準備を済ませる頃には、既にすやすやと寝息を立てている妹。

かわいい。

 

なんだかんだで疲れた私も、割と早い段階で眠りについたのだった。

 

 

翌朝、妹と私の目覚ましが同時に鳴り目を覚ます。

もそもそと起きてTwitterチェックをする私。

すやすや寝ている妹。

ホテルに泊まった時のルーティンで、朝の情報番組を見る私。

すやすや寝ている妹。

朝の支度を大体済ませ、着替えを始める私。

やっと起きてくる妹。

私)お腹すいた!朝ごはん行くよ!

妹)おうよ。今すぐ行こう!

妹のこの準備の速さ、いつになっても納得行かない。

 

朝食会場は2つ。

宿泊棟の方に行くとあいにく満席とのことで、もう一つの棟の方に案内してもらう。

さすがホテルのビュッフェ。

オムレツがふわふわ。

種類は少し少なめだけど、朝食としては充分なラインナップが揃っている。

個人的には、牛丼とクロワッサンが美味しかったです。

 

チェックアウトの時間ギリギリまで部屋でダラダラと過ごす。

出てすぐに悩む。

「「この後どうしようか…」」

手には4000円分の、ホテル館内利用クーポン。

宿泊特典として貰ったのだが、ショップで使うことができず悩んでいたのだ。

おしゃれなカフェにも行ってみた。

が、ドレスアップしたお姉さまがいっぱいで、バリバリ普段着姉妹は尻尾巻いて退散してきたのだった。

私だってそのくらいの分別は持ち合わせている。

 

ホテルのフードコートで買ったソフトクリームをとりあえず食べながら、相変わらずうんうん悩む2人。

本当はお洒落なショコラのフラペチーノ的なやつを飲みたかったのだが、あいにく品切れだったのだ。

時間は迫る。

朝ごはんをたんまり食べたおかげで、全く空いてないお腹。

手には3000円分のクーポン券。

ソフトクリーム1個500円だった。お祭り価格!

 

 

結果としては、水族館に行った。

クーポンを使ったので、実質のお支払いは500円ほど。

多少の人混みと見受けられたので、500円にふさわしい楽しみ方として、人気のカワウソや混んでいるエリアはまるっとカットする方向。

 

私はクラゲが好きだ。

意思なくふよふよと漂っている感覚が好きだ。

割と序盤にあるクラゲエリアは割と空いていて、私たちは姉妹揃って写真を撮った。

ウイルス感染に配慮して、ほとんど喋らなかったので、終始無言で写真を撮っているおかしな姉妹に見えたかもしれない。

クラゲの水槽にはカラフルな照明が付いていたので、V6カラーのクラゲの写真を撮って楽しんだ。

 

他にもカエルやウツボなど、比較的人気のなさそうな生き物たちを楽しむ。

私的ヒットはアロワナ。

ぬぼーんとしたなんとも言えない顔が良い。

サメがいっぱいの大きな水槽も、面積が大きい分密にならずに楽しめた。

DS版どうぶつの森をやり込んだ世代なので、魚の知識が偏っているのが面白い。

「これ高く売れるやつ」

「釣るのに苦労する割に意外と安いやつ」

「めっちゃ釣れる雑魚。でも本物は意外と可愛い。」

などという会話を楽しむ。

勝手に「エイの裏側上手に撮れる選手権」を開催する私。

岩影の生き物を探す妹。

連写しようとしたら動画になってしまい焦る私。

サメの腹を写真に収めようとする妹。

妹の方がエイを撮るのが上手で、納得がいかない私!!!

 

比較的ソーシャルディスタンスを取れるイルカショーを最後に見て、さくっと水族館を後にしました。

イルカ、可愛かった。

新人イルカちゃんが良い子で待機してるだけで、皆さんから拍手を貰ってるのがひときわ可愛かった。

 

羽田に到着。

時刻は14時半。

私)ねえ、お腹、空いてる?

妹)いや、あんまり。

 

なんと朝ごはんがまだお腹にいる姉妹。

美味しい美味しいと食べたので自覚は無かったが、私ら、どんだけ食べたんだ。

さらに間の悪いことに、空港の各種ご飯やさんは半分以上が休業中。

コロナめ。

つまりサラッと軽いものが食べられる場所が無いのだ。

蕎麦食べたかった蕎麦。

保安検査場内の蕎麦はけっこう美味しい。

 

 

協議の結果、お土産用の和菓子屋さんで栗大福を買った。

大きくて、ちょっとお高いやつ。

よく手を洗ってアルコール除菌して、人気のない隅っこの椅子で、飛行機を眺めながら食べた。

めっちゃでっかい栗入ってた。美味しい。

 

先に飛行機に乗る妹を見送って、家族用のお土産(空弁)を買って、私も帰路に着いた。

空弁は、私がこよなく愛する崎陽軒シウマイ弁当

干し杏が入っているところと、魚のパサパサ感が良い。

 

 

帰りの飛行機もほぼ満席。

みんな結構動くんだな…

私も動いてるから、人のこと言えんけど…

面白かったのは、おちびちゃんを連れた家族が結構いたこと。

緊急事態宣言が明けてすぐだったから、里帰りの人も多かったんだろうな。

 

飛行機は定刻で到着。

大きなトラブルも無く、無事自宅へと帰りました。

 

その日の夜は、ひたすら自室へおこもり。

翌朝簡易検査キットで陰性を確認し、2日ほどの部屋軟禁を経て日常へと戻りました。

 

 

久々すぎる東京、実に1年9ヶ月ぶりの東京!!

コロナ禍以前は年4回は行っていたのだから、実に久々な東京!!!

それでも人は少なかったと思うのだけれど、人がいっぱいでゾワッとした。

田舎の人混み(笑)に慣れきってしまった。

でも久々にJR東日本のアナウンスも聞けて、それなりに満足…

 

してないです!!!

楽しかったけど!!!!

V6に会えて超幸せだけど!!!

旅行としてはやっぱり消化不良です!!!

駅で適当なおやつむしゃむしゃしたいです!!!!!

 

早く食べ歩きが出来る、平和な世の中をください!!!

 

 

 

 

 

 

次の姉妹旅はいつかな。

順調に行けば3月の京都(健くんの陰陽師)の予定だけど、どうかな。

出町ふたばの豆餅食べたいんだけどな。

V6 LIVE TOUR groove~がっつりネタバレ編(さいたまスーパーアリーナ)~

10月23日。
まさかの復活当選で手に入れたチケットを手に、私はさいたまスーパーアリーナの地に降り立った。

f:id:yuzuru_1101:20211028205535j:plain

(復活当選のメールが来たのは仕事帰りの車だったため、思わず叫んだその声はさぞかし煩かっただろうと思う。)

ツアー2度目の現場入り。
福岡での様子の方が詳しく書いてあるレポはこちらなので、合わせて読むと面白いかもしれない。
yuzuru-1101.hatenablog.com

午前中仕事だった妹と待ち合わせして、指定時間ギリギリの16時半に会場入り。
ドキドキしながらチケットをみて、お席をチェック。
200レベル…?なるほどわからん!!!
案内表示を頼りに進んでいくと、なんか近い。
近い!?近いぞ!!!
アリーナではないにしろ、1階席のかなり見やすいお席。
メインステージに向かって右側、前にかかる白い垂れ幕の3枚目が正面に見える。
めっちゃ顔とかよく見えるじゃん!!

待機中の音楽は、ほぼ福岡と同じ曲順。
燃えよ剣の予告動画がカットされており、代わりにいくつか初めましての曲が入っている。
照明の数もミラーボールも、会場が広くなった分増えてる!
花道ステージ、細くなった?その分お客さん入れた?あれ?と思っていたら、ただ単に太さは変わらず縦に伸びてただけでした。

V6コールも、5分前からで心持〜ち遅め。
トイレ行ったりうちわの準備をしたりして、いよいよ。
前回両手が自由に使えず後悔したので、ちゃんとうちわ用のネックストラップも編んで行きました。

僕らはまだのフルバージョンがかかり、すっかり揃うV6コール。
僕らは、まだ。という声が6人分聞こえ、いよいよ始まる夢の時間。


お席が近いのと、前回を踏まえて出てくる場所が分かっていたので、登場からもうバッチリ。
暗闇からぬるりと出てくるメンバーを、ばっちりと拝むことができました。
白い幕に映ったメンバーの映像も、正面からバッチリ見えた。
博は幕の向こうに立って歌うシーンが多かったんだけど、ええ、シルエットも大変美しゅうございました。

TL
天井から吊るされた布がバサァと落ちる様は、何度見ても大好き。
そしてかっこよく踊るぶいしの横で、ぬるぬる地下へと回収されてゆく布。ぬるっと閉まる床。
ええ、こういう裏方稼業を見るのがたまらなく好きな癖です。
真横から見る事によって、画面越しでは伝わりづらい「奥行き」が定点で見られて、とても良いです。


Heart Beat Groovin’
冒頭の「フゥ!」の掛け声を、絶対にやりたかった私。
声を出してはいけないライブにおいて、意思表示は基本拍手。
TL終わりの拍手が止まぬうちから、怒涛の如く流れるイントロ。
前回はそりゃあもう焦りました。
今回は分かっていたのでペンラで「フゥ!」できたけど、やっぱりワタワタしちゃったw
この曲で気付いたけどV6、ダンスのキレも歌の仕上がりも格段に良くなってる。キレッキレだもん。


太陽のあたる場所
over
UTAO-UTAO

ロッコで回る懐かし曲メドレー。
2つのお立ち台のちょうど真ん中あたりにいたので、右も左もV6。両手に花(違う)
右手側のお立ち台に長野くんが来てくれたので、そっと「味王」のうちわでアピール。
見えてたかな〜どうかな〜見えてたら嬉しいな〜
overのサビ、トニセンのクイックイッてする振りが好きなんだけど、今回は見られず。

mc
こんにちは〜V6です〜から始まるいつもの小MC。

井)こうして見ると、いろんな年代の人がいるね〜
  大人の方からお子さんまで。

井)途中でお子さん泣いちゃっても、ロビーに出たりしなくて
  良いからね。
  子供に優しいV6ですから。
  大丈夫だよ!ファンのみんなも優しいから!
  みんなであやそうぜ!
井)なんならもう舞台に上げちゃおうぜ!!

湧き起こる拍手。ああV6、やさしいせかい。

井)ここからはちょっと、トニカミに分かれてね、懐かしい曲なんかを。
ではカミセンに任せて、我々はちょっとね、あとね、オネシャス!ウッス!
と、ちょけながら(ふざけながら)捌けていくトニセン。

そして始まる、トニカミ対バン合戦

Ash to Ash
実はV6の私的ガチ恋枠岡田。
何となく実感が無かったんだけど、この曲で「歌い踊る岡田がもうすぐいなくなってしまう」と強烈に思った。かなしい!
あとカミ曲は見事に全部知らないので、ベストアルバムが楽しみである。

ジンクス
ここから衣装チェンジ。
トニセンの曲は落ち着いて見られる。
ところでハモリもリアルにやるV6、すごくいいよね。

HAVE A SUPER GOOD TIME
おかしいな。見たはずなのに記憶がない。

Knock me Real
ニコン伝説のマイクスタンドプレイ、健在。
初回は興奮でふおおおおお!となってたけど、やっぱりこれトンチキなくせにめちゃ格好いいよね。
これ、後輩がやってくれないかな〜。
ガッツリ格好よく踊れる、パフォーマンスに笑いのイメージがあんまないグループがいいな。
セクゾとか、Snow Manとか。

Born to run
この曲だったと思う。
照明がすごく好きなの。
一人一人にマゼンダ、シアン、イエローの照明が当たり、奥の壁にシルエットが映し出される。
そうよ私はシルエット大好き人間。
シルエットになってなお、いや視覚情報が制限されるからこそ浮き彫りになる、カミセンの動きの美しさ。
体のしなり、舞う衣装。
ああカミセンちゃん、なんで、なんでカミセン終わってしまうん。

オレじゃなきゃキミじゃなきゃ
福岡の時は、席が一番奥。
必然的に、ほぼ正面から見るアングルでした。
今回横から見て思ったけど、結構前後に幅取ってたのね!
ペンライトの振り方がダンスに合わせてビシ!っと揃って、さすがです。

silver bells
これも証明というか、後ろの映像がすごく好き。
ちょっと早いクリスマスソングだね。
キャンドル綺麗だね。

Dahlia
歌うトニセンはもちろん素敵なんだけど、トニが踊ってるステージの裏でわっちゃわちゃするカミセンがめっちゃ可愛かったです。
後から皆さんのレポ見たら、どうやら「分からないだらけ」の振りを確認していたらしい。
何だよ!全然気づかなかったよ!!!





ここまで書いてみて思ったこと。
私ってば演出のことはかなり覚えてるのに、個人の動きや仕草をほとんど覚えてない。悔しい。





分からないだらけ
これも、思ってたより奥行きをガッツリ使って踊ってるんだとびっくりした曲。
博、あなた真ん中らへんにいることめっちゃ多いと思ってたけど、実はめっちゃ奥でもあったのね。
知らなかったわよ。

MAGIC carpet RIDE
サビ部分の手をゆらゆらさせる振りがすごーく好きなので、そればっか見てた。
曲の途中から、次のセット変更の準備のために、左右のモニター下部がもにょもにょしてるんですよね。
そういうの見るの大好き。

blue
曲のイントロで左右のモニター下部が開いて、6つのVちゃん出てくるのすごい好き。
イントロとリンクがすごくて良いと思う。
こういう演出準備のために動くものを見るのがすごく好きなんだけど、DVDだとカメラアングルを工夫して隠しちゃうのかな。
勿体無いな。出てくるとこ含めかっこいいのに。
6つの光るVちゃん、覚えてた倍くらいギュインギュイン動く。あとレーザーついてる。

let me
おかしいぞ!見たはずなのに記憶が無い!
この曲めっちゃ好きなのに!

MUSIC FOR THE PEOPLE
4曲ユーロビートメドレー(と勝手に呼ばせていただく。)
6つのVとレーザーとスモークがギュインギュイン動く。すごい。
あとこの曲で火花とか炎とか出るんだけど、頭の中に准一くんがひょっこり出てきて「ひ🔥とか出た。どうだった?」って聞いてくるので笑っちゃう。
MFTPのサビ、座る方向が変わったおかげで、トニセンの足上げをほぼ真正面から拝むことが出来ました。
ああトニセン、なんていい脚。

BEAT YOUR HEART
サビのペンラ、ピッタリ揃ってなんて美しかったこと。
コロナじゃ無かったら、掛け声を叫びたかったなあ。

MADE IN JAPAN
私は気付いてなかったんだけど、たまアリは広いので、間奏がちょっと伸びてたらしい。

TAKE ME HIGHER
福岡では花道で踊ってたこれ、たまアリではメインステージで踊ってた。
でも何も言ってなかったから、実はもっと前に変わってたのかな?
立ち位置を誰も見失うことなく、たいへん美しいダンスでございました。
やっぱこれ、かっこいいな…




MC
ぱらぱら思い出しながら書くので順不同。
井)みんな休憩しようね〜
  ずっと立ってて疲れたでしょ〜
の言葉でみんな座り、MCタイム開始。

・アクロの話
アクロしないと持たないと思ってたよねえ〜
みんな取り憑かれたようにアクロやろうとしてたよね。
アクロ会議なんかやったりしてね?
昔、3段になるやつやったよね?
やった!ツアーで何回もやってるのに、1回くらいしか成功しなかったやつ!
剛が上にストン!て乗ってね。
博が受け止めてくれるんだよね!
長)頭から来ようが足から来ようが、何としても受け止めますよって!
井)みんなの健康をね、一手に引き受けて守ってくれてね?


・花道が延びて、タケコプターやりたくなっちゃったじゅんちゃん
MADE IN JAPANの感想が伸びたよね?
そうそうたまアリ広いから、間に合わないからって間奏伸ばしたんだよね。
岡)あれさ?回したくならない?
剛)なるなる!
岡)俺だってやりたくなるもん。
坂)何でだよお前関係ないだろ!
久々に見たくない?まだやれる?20周年の時してたよね?
(拍手)
坂)君たち簡単に言うけどねえ、50ですよ50!
剛)俺は多分いけるよ!
坂)お前は乗ってる方だから!
岡)親分!膝の水ぅ抜きやしょうか!
坂)抜きすぎも良くないんだよ!
井)でもほんとキツいんだよね。俺昔やった時、首やっちゃって病院行ったもん
井)お医者さんに聞かれたから「頭に人を乗せてクルクル回しました」って言ったら頭に人を…あたりで「だめだよそんなことしちゃ!」って怒られたんだよね(笑)



・クレヨン剛ちゃん
井)埼玉が生んだスター!クレヨン剛ちゃん!
(拍手)
楽屋で確認した時はさ、ああいいよ?みたいな感じだったのにさ?ノリノリだなあいつ!



・V-landの話
ところでみんなやってる?V-land!
健)俺やってるよ!
オレンジのさ、Kのアイコンでやってる!
エントランスのさ、ベンチのとこに結構みんないるのよ(バレてる!)
ハートとかのアイコンで意思疎通したりね?(バレてる!!)
同じオレンジアイコンの人をグルグル追っかけるんだけど、みんな逃げちゃうんだよ!
長)これ、相手が健だって分かって逃げてたら悲しいよね!

さらりと残酷なことを言う博www



・アマプラでやるってよ
井)ところでこれ、気付いてる人もいるんじゃない?
今日カメラが多いってことにさ?

なんとこちら、12月10日から、Amazon primeで配信されます!
(拍手)
(てっきりDVDに収録されると思ってたのでびっくり。)
今日のか明日のやつがね、配信されるんだよね。
今、過去のやつが配信されてるんだけどね。
DVD持ってるよって子も、セットするのがちょっと面倒だったりするけど、その手間も省けるし!



・後ろのロゴが動いてる!
坂)そういえばさ!この後ろのロゴ、動いてるよね!?
健)ほら、回ったりしてるんだよ!
  リスとかいる!
井)回るようにしてくれたんだよ!
長)すごいよね〜かわいいよね〜
坂)全然気付いてなかったよ!


・制限が解除されたので人が多い
井)めでたく制限も解除されましてね?
  久々にこんなに人が入ってるの見たよね!
嬉しいねえ〜



・カミセンは声質がグッと変わったけど、トニセンは変わらないよね
カミセンとトニセンで分かれて歌うのなんか聞いてると、カミセンは声が大人になったよね!
イントロ聞いてるとさ、当時の音が頭の中で再生されるからびっくりするんだよね。大人だ!って。
トニセンはデビューした時すでに声が完成されてたからね。
あんま変わんないよね〜
(いやいやトニセンだって声質とか、艶とか結構変わってますよ!?)



柿落とし20年ぶり
俺たちここの柿落とししてるから、それ以来だから、20年ぶりなんだよね。
懐かしいね〜。2000年とか?
スタッフがテンション上がっちゃって、アンコールで花火上げちゃうぞ!なんて。
天井が33mなのに花火が30mも上がっちゃっってね!
ちょっと焦げっぽい匂いとかしちゃって。
あれ大丈夫だったの?って聞いたら、始末書書きました…って。
あんなことするなんて、正気の沙汰じゃないよね!
今じゃ絶対にできないね〜!
芋虫みたいな衣装で、鎖に繋がれて上から登場してさ。
ゴンドラに乗り換えフライングとかしたよね。
坂本くんが涙目になっちゃって!

・バイクも走った
花道の半分もないとこをガードレールもなく、よく走ってたよね〜
危なかったよね今考えると。
今じゃ絶対に出来ないねw
(あっでもV6兄さん…Jr.のコンサートでスノストがバイク…乗ってました…)

・BEAT OF LIFEのサビ始まりでで大股な坂本くん
井)あそこも絶対大股になるよね。アユレディトゥゴー!のとこ。
あれは何なの?やろうとしてるの?
坂)違う違う!完全に無意識!
井)もうさ、ガッ!!って行くよね。
  人4人分くらいの大股でさ。
剛)それは言い過ぎだろw
健)さっきから長野くんがマイク外してさ、盛るぞ!あいつ盛るぞ!って。
井)盛り盛りでやってますからね。持ってなんぼですから。
長)盛る時のね、顔してた。
井)でもおじさんにはさ?それくらい勢いをつけてくれる存在が必要だよね。


・MFTPの出だし問題
井)右からか左からか分かんなくなる
  オレは前見りゃ良いけど
  剛はよく間違えないね!
剛)左って感覚はないね!うん。
坂)井ノ原は真面目に踊れよ!


・写真撮影
ピントが浅いにツボる井ノ原くん。
井)浅い?浅い顔?
坂)お前分かってねえだろ!
岡)顔とかそう言うんじゃないからw

撮影のため、一旦閉まったVたちを出してもらう岡田くん。
ギギギギ…とぎこちなく出てくるのが可愛かったです。

セルフタイマーで写真を撮る時、わざわざマイク通して「ピピピ…カシャ」の音を会場中に響かせる岡田、まじオカダ。



・2週間空いたので不安だったV6
札幌から2週間空いたから、出来るかどうか不安だったんだよね。
忘れちゃうもんね。 
早めに入ってきた岡田が
岡)オレ出来る!出来るぞ!!
って叫んでて面白かったよね。

・MFTP懐メロ問題
26年前の曲だもんね。もはや懐メロだよね!
でも色褪せないね〜
この曲になると、レーザー職人が張り切っちゃって。
ギュインギュイン回したりして。
(ええ、大変に大暴れで最高でございました。)
昌)あのイントロきくと、今でも心がピリッとする
  背筋が伸びるよね。
(わかる。ファンもそうです。)

井)そんな懐メロも良いけどね、次は最新の曲をね?
  じゃ、準備しましょうか!

と、和やかに後半スタート!




High Hopes
とにかくこの日、カミ曲の岡田が神がかって見えたんです。
しなやかな岡田くん、かっこよかった…


グッドラックベイビー
冒頭、もはやお約束のやりとり。
(^▽^・)わんつーすりー(高い声)
(´ε`)高いんだよ長野くぅん
(^▽^・)みんなが止めないから!行きそうになっちゃったよ!
(●●)ねえ、普通の声でね?ちゃんとやろ?ね?
みんなが止めないから!かわいいー!

バックに流れるくまちゃんのアニメーションをやっとちゃんと見たんだけど、あれはうるっときちゃうね。
あのくまちゃんかわいい。クリアファイルにしてくれ。

素敵な夜
福岡の時は歌に夢中でろくに後ろを見てなかったのですが、なんか面白いことやってるらしいとTwitterで見たので。
しっかり見てたんですが、まあV6劇場かわいいね!
井ノ原くんの怪訝な顔と、博のスン…顔が可愛かったことは覚えています。

Best Choice
ピンクのバチバチ照明で踊るV6、尊い(何度目)
途中グッと明るくなるシーンがあるんですが、花道の方にささーっと次のための椅子が出てきた。
あ〜意外と早い段階で用意してしてるんだな!と感心してました。
そう、裏方さんを見るのが癖の私。
椅子を用意し終わった後はまた照明が落ちる演出になるので、なんかもうほんとよく出来てるな!!


PINEAPPLE
先ほどの椅子、大活躍。
コロナ禍のしんどい時に本当に助けられた曲なので、聞くたびにキュ…と心臓がアサリくらいになっちゃう。
2番のBメロで寝転がる振りの後、腹筋の力だけで起き上がるV6。
軽率に恋しそう。

家族
先ほどの曲途中で、上から出てきたソーメン。
足にひっかかったソーメンをブン!と乱暴に取る岡田、まじおかだ。
ほんとチラリズムプレイというか、小道具を使って魅せるのが上手なんだからV6ってば。

Full Circle
もはや何度も聴いてるけど、やっぱりゾクゾクするよね。
収納されずに健くんにひっかかって外へ出ちゃったソーメン。
地下へと光の速さで回収されてゆくソーメン。ああソーメン。
ソーメンから抜け出して、剛くんのみ花道先端へ、後の5人はメンステ方向へ歩いていくシーンがあり。
ああ、だめだなあメンタルやられちゃうなあ!!!!

Sweet Days
ここから花柄のスーツにお着替えなんですが、冷静に考えてこの短時間で着替えるV6すごいね。特殊能力だね。
モニターを見るのはもはや諦め、V6のメンバーをずっと見てた。
でも!記憶が飛んでる!なんで!!!!!

Believe Your Smile
愛のMelody
ここからは、お手振りいっぱい&ペンラ合戦。
福岡ではこの時すでに手首が死んでたんですが、今回はセーブして持ち堪えました。
えらいぞ、私。
ペンラの振りがピタ!と揃うの、綺麗だったなあ。

本気がいっぱい
サビ前のデ!デ!デ!デ!ヘイ!の回数は4回。
永遠にやってくれても良いんだよ!

Darling
グッデイ!
ロッコに乗ってやってくるV6。
手を振る私。
さっきものすごく近くに来てくれた博は遠かったので、誰を見てたんだっけ…
いのっちだっけな…

HONEY BEAT
ロッコに乗り、そのまま後方で一列になり踊るV6。
笑ってー!の振りがそもそも好きなのに、全員でやる一体感が凄まじい。
やだやだあと100回やりたい!

CHANGE THE WORLD
WAになっておどろう
びっくりするほどこの2曲の記憶がない。
多分飛んでたんだと思う。

愛なんだ
どうして〜こんなに〜
みんなが素敵なんだろう〜!で拍手喝采
内心、悲鳴。
ONESの時の「みんなが可愛いんだろう〜!」の印象が強かったので、また聞きたかったんだ。坂本昌行からの言葉が!!

目を閉じれば
来てくれてありがとう、声を出さずに応援してくれてありがとう、好きでいてくれてありがとう。
そんなしっとりとした挨拶から始まった新曲。
実はこの曲のことすっかり忘れており(超失礼)
おおどうしたどうしたイノッチ。
今日はずいぶん泣かせにくるじゃねえか!
泣かないけどな!!!
なんて思っててごめん。
福岡でもそうだったわ。
そうだよね!どこにいたってV6はそばにいるし、何なら画像はいつでも一緒だし!
今まで一緒にいてくれてありがとうV6!という気持ちで、しっとりとお別れいたしました。

95groove
もう一回!もう一回!と心の中で叫びながらのアンコール。
声が出せないって、本当にもどかしい。
湿っぽくならず華やかにアンコールを締めるの、V6っぽくて本当に素敵。
95groove~というサビの腕をゆらゆらさせる振りがすごく好きだということに気づく。




照明が落ちて、6人からの言葉がモニターに映される。
マスクしてね、以降のメッセージが、福岡とちょっと変わってた。

みんなのこと、大好きだよ。
写真撮って帰ってね
photo by Junichi Okada


わたしだってぶいしっくすのことだいすきだよ!!!!!



規制退場までに結構余裕があったので、ゆっくり写真を撮る。
やっぱりたまアリ広いなあ。
花道なんて、福岡の倍くらいの長さあるよ多分。
私たちのように2回目の方も多いのか、レポを読んでる人もいるのか、写真撮っていいよ!って言われた時のざわめきは小さめ。

⚠️今回は会場側から「撮っていいよ!でもSNSに写真は上げないでね!」というお言葉があったからこそ撮った写真です。
普通のジャニーズのライブにおいて、写真撮影、録音、録画は絶対にやってはいけないことです。
そんな当たり前のことはみーんな知ってると思うので、不快になったらごめんなさい。

⚠️でも今後他のグループのライブに行って、「V6のライブでは撮って良いって言ってくれたのに!」なんて発言をするのは、あの場にいた者として一番やってはいけないことだからね。
撮影を許してくれた、V6とスタッフさんに感謝しようね。




余裕はあるものの、割と早い段階で退場できました。
出口がやたらつかえてるな?と思ったら、まさかのアルコールシュッシュの行列!
わかるよ。たまアリのシュッシュ、記念にやりたいもんね。
でもあまりにも人だったので、大人しく持参のアルコールで消毒。
駅もすごい人だったので、もういっそ待とう!!
と思い、たまアリのすぐ地下にあるラーメン屋さんでラーメン食べて帰りました。



楽しかったなあ。
初めてのたまアリ、夢の世界だったなあ。
V6と一緒に生で見る夢は、最後だったんだなあ。
今書いてるこの時も、ぶっちゃけ実感が無いです。
でもおばあちゃんになっても、きっとあの景色を思い出すんだろうなあ。


f:id:yuzuru_1101:20211028205612j:plain
f:id:yuzuru_1101:20211028205628j:plain


こちらはホテルで撮った、うちわとペンラとTシャツの写真。

推しを選ぶのは運命だ


推し、それはある日突然出会うもの。


ある種恋にも似たこの感情は、運命の推しを持たぬ者からは理解が薄い。
好きになろうとして落ちるのではない。
それはまさに運命。宿命。
いなくなったからといって、ホイホイ換えが効く存在では無いのだ。



私の最初の推し、それはミニーマウス。
世界中のディズニーにいる、キュートなあのネズミである。
幼い頃から、気づいた時にはミニーちゃんが好きだった。
スカートひらひら可愛いミニーちゃん。
毎日一緒に寝るのもミニーちゃん。
この頃はまだ推しなどという概念のない、至って普通の幼女だった。
そんなミニーちゃん大好き少女に立ちはだかる壁。

そう、思春期である。

かつて思春期の少女であった、大半の女性は分かるだろう。
女の子には、「可愛いとかダサい」「ピンクとかダサい」「水色ってかっこよくて良いよね」という時期があることを。
(近年は何の影響か、水色より紫が優勢らしいが。)
例によって私の周りにもその時期が訪れ、可愛いミニーちゃんが好き❤️とは迂闊に言えなくなっていった。
中学に入るとそれはさらに顕著になる。
可愛くてかっこいいミニーちゃんやデイジーのグッズは「イケてる女子」の特権となった。
割と隠なグループにいた私は、「あいつがミニーちゃん好きだって?ププ笑」みたいなことを言われかねなかった。
(被害妄想かもしれないが、うちの中学は割とクラスカーストが激しかったのだ。)
そんな周囲からの抑圧も手伝ってミニーちゃんへの熱は冷め、代わりに台頭してきたのがチップとデールである。
可愛いよね。いい感じにキュートだし。
当時はチップ派でした。
アニメのキャラなんかで気に入る子もいたけど、あくまで〇〇が好き、お気に入り、というレベル。

そんなこんなで推しの概念を知らず月日は流れ大学2年。
初めて一人で行ったディズニーランド。
バイトの連休がもぎ取れたのが、まさかの2週間前で、誰も都合がつかなかった為だ。
1人でパレードを見ていた瞬間に、それは起こった。

え…ミニーちゃん可愛い。
超可愛い。好き。

大学生になり、周囲からの抑圧も無くなり、誰が何を好きでも「キャラにそぐわない」という価値観が無くなった。
その瞬間、幼女だった頃の「好き」が蘇ったのだ。
もちろんチップとデールは大好きだ。
でもミニーちゃんがいちばん可愛い。
応援したい。もっと見たい。すき!!!!

「推し」の概念が誕生した瞬間だった。



推しビッグバンが起こった私は無敵だった。
今までの写真を見ても、ミニーちゃんだけ明らかに心が踊る。
ミニーちゃんの写真を残すために、コンデジを買った。一眼を買う勇気は無かった。
当時はお菓子屋勤めで友達とはめっきり休みが合わなかったので、一人で夜行バスに乗りパークに通った。
体が悲鳴を上げたので、途中からは飛行機になった。
ディズニーがスポンサーなので、航空会社はJAL
そんなこんなで私は今でもJALユーザー。



どっぷりディズニーとミニーちゃんにハマった私は、妹の影響でV6にハマることになるが詳しくは割愛する。
ここで白状するが、ぶっちゃけV6の推し、長野博は好みのタイプじゃない。

私は身長の低めな人が好き。
理想の身長は165センチ。
楽器(弦楽器除く)の出来る人が好き。
さらっと軽口を叩ける人が好き。
感情表現が豊かな人が好き。
ご飯を美味しく食べる人が好き。

じゃあなぜ長野博を好きになったのかと問われれば分からない。
だって好きになっちゃったんだもん!!!

妹からDVDを見せられた時点で、顔の判別がしっかり付くのが長野くんだけだったのは、少々あると思う。
なんで分かったのかって、アメトークの明太子芸人に出てたから。
こうして見ると、テレビの露出ってある程度大事なのね…
ずーっと伊東家の食卓を見ていたので、健くんの判別は付くはずなんだけど。
世の中って分からない。
なんかもう長野博を推したのは、天啓としか言いようが無い。
だって輝いて見えるんだもの!!!


そう考えると、Snow Manの推しである深澤辰哉さんは個人的にもめちゃめちゃ納得している。
いや別に好きになろうとして推しにした訳ではないけどね?
そもそも最初は佐久間さんがお気に入りだったからね?

これは完全に性癖なんだけど、私、メガネかけてる男の人、好きなんです。
テレビではあんま見ないけど、深澤さんYouTubeでは高確率でメガネかけてる。特に初期。
あと、決して人を傷つける言葉を使わない。
自由にやってるように見えて、ちゃんと周りを見てる優しさ。

あと何より、顔がドストライク。
特に目がいい。切れ長でシュッとしてるの。

身長に関しては、実は長野くんと深澤さん、あんま変わんない。
Snow Manは高身長揃いだから、相対的にあんま高くないように見える。
新人類だなぁ〜と思う。歳あんま変わらないけど。


遺伝子レベルで好きなミニーちゃんと
言語化できない魅力を持つ長野博
自分でも納得の深澤辰哉


こうして並べても、共通点なんて微塵も感じない。
それぞれ魅力なんて全然違う。
でもみーんな好きで、同率一位の推しなんだよなあ〜!!!!

あっ例えばV6の他のメンバーが深澤さんより好きじゃないかってそれはまた別の話。



もしかしたらこの先推しが増えるかもしれないけど、ようし!今日からこの人を推そう!なんて事にはきっとならない。
V6は解散してしまうけど、だからって他の推しをわざわざ増やそうなんて微塵も思わない。

芸能界を筆頭に、魅力的な「推すに値する人」なんて星の数ほどいるけれど、それでも推しを好きになったのは、運命と偶然が重なったのだと思いたい。

私が推しを選ぶんじゃない。
不思議な力が働いて、私が推しに選ばれるんだ。

推しを選ぶのは運命だ。
でないと、この不思議な関係に理解が追いつかない。




私の運命よ魂よ。
こんなにも魅力的な推したちに出会わせてくれて、ありがとう。

CDが好きだという話

実に唐突だが、私はCDが好きだ。
あのサイズ感、CDを外した後ろの模様、小さな歌詞カード。
やたら剥がしにくい外側のフィルムも結構好きだ。
(最近は、剥がしやすく出し入れしやすいフィルムになってちょっと寂しい。)
何より「所有している欲」をがっつり満たしてくれる、現物感。


世はサブスク黄金時代だが、私はCDが大好きだ。


(サブスクに関しては、スマホを機種変した時になぜか付いてきたAmazonmusicしか使ってないので、間違いがあったら申し訳ない。先に謝っておく。)

サブスクに無くてCDにある、その最たるものといえば「作者が指定した曲順」だろう。
私はあれがたまらない。

楽曲とは、小説でいう短編のようなものだろう。
ひとつだけでも、素敵な世界に浸ることができる。
しかし作者が「こういう順で読んでもらいたい、聴いて欲しい。」という指定をしてくるCD。
ああ性癖。
シングルはともかくアルバムに限って言えば、まるっとバラード!とか全曲アップテンポ!というのは滅多に無い。
メジャー、マイナー、バラード、アップテンポなナンバーが織り混ぜられ物語のように届けられるCD。



その中でも大好きなのが、「CDとして聴くことを想定して作られたCD」だ。



ケースを開け、デッキにCDをセットし、終わったらボタン1つで最初からまた聴けること。
一枚通してシャッフルせずに聴くことを想定して作られたもの。

今回はこれが特に光る、私の人生の中の4枚を紹介したいと思う。

「終焉の栞 Re:write」(VOCALOID)
「メカクシティレコード」(VOCALOID)
「Oh! My! Goodness!」(V6)
「KISSIN' MY LIPS / Stories」(SnowMan)




「終焉の栞 Re:write」(VOCALOID)
「メカクシティレコード」(VOCALOID)
今現在、興味の比重がジャニーズに寄っているので、こちらはさらりと。
ボーカロイド界隈において、「ボーカロイド語り部とし、いくつもの楽曲を用いてひとつの物語を展開する」ということがなんだかとても流行した時期があった。
「カゲロウプロジェクト」
「終焉の栞プロジェクト」
「ミカグラ組曲
「ずっと前から好きでした!」シリーズ
私と同時期にニコニコ動画およびYouTubeボーカロイドに親しんでいた方なら、ひとつくらい耳にした事があるだろう。
分からん方はごめんなさい。読み飛ばすかググれ。

とにかく上記2枚のCDは、このうち「終焉の栞プロジェクト」「カゲロウプロジェクト」に該当するものだ。
こういったCDを発売する際、主題となるいくつかの曲を先に発表し、未公開曲も含めた完全版をCDとして出すのが主流だ。
この2枚も、例に漏れずそうだった。
届いたCDをデッキにセットして、聴き始めてびっくりした。

曲と曲の繋ぎ目が分からない。
いつのまにか、何の違和感も無く、次の曲に移っている。
まるで一冊の繋がった本を読むかのように、「聴く本」として完成されている。
まるでオムニバス小説。まさにCD。



これが私が、CDというものを曲の集合体ではなく1つの作品として扱うきっかけになったものだった。



さてはて時は流れ、私はV6にどっぷりと浸かっていた。

yuzuru-1101.hatenablog.com


まずは歴代のアルバムから集めよう!と漁っていた中にあったのが、この「Oh !My!Goodness !」というアルバムだった。

世はまだ自由に旅行に行っていた時代。
夜行バスに揺られながらお気に入りの音楽を聴くことが好きだった私は、CDを取り込んだiPodを手にバスに乗り込んだ。
先にコンサートのDVDを見ていたこともあり、何曲かは既に知っている。

…が、こんなにCDに特化した曲構成だなんて聞いてない!!
冒頭リード曲…いや、曲と言って良いものか。
さまざまな声で囁かれる「Oh My Goodness」のリズム。
そこから流れるように、1曲目の「supernova」に突入した。
背を走るゾクゾクした快感。
これは、ただの曲順が指定されたCDじゃない。
作品だ。
その勢いのまま流れる2曲目3曲目から、急に音数も少なくグッとシンプルなバラード「Maybe」が流れる。
この緩急がいい。
もう1曲バラードを挟み、トンチキながらもお洒落さを失わないナンバーで再びアップテンポになってゆく曲調。
最後目前で落ち着いたバラードに戻り、懐かしさの残る賑やかな楽曲で締める。
しっとりと寂しい気持ちで終わるのが苦手なのだが、最後まで後味が良い。
というかアルバム全体のバランスと熱量が良い。
お互いがお互いを引き立て合う、最高のバランス。
あの、スイカに塩かけたらもっと甘くなる、みたいなやつ。

と思ってたら、なかなか次の曲が始まらない。
ん?音量キー触っちゃったかな?と思ったが、正常である。
バスに揺られ、重くなってくる瞼。
あれ?おっかしいな…
と夢の中へ旅立とうとした時、耳を貫く爆音ヴォイス。
「俺は届けたいよ。最高のOh My Goodnessを」

ええ、先ほど音量いじった名残ですね!!!
耳キーンとなったわ。(自分のせい)


ははあ、これはあれだな?
一時期界隈で流行した、隠しトラックだな?
バスのモーター音も手伝って、あまりはっきりとは聞き取れないけど。
どうやら撮影ブースで、いろんな声色の「Oh my Goodness」を撮影しているらしい。
そして最後に聞こえてきた言葉。

「ていうかさ、俺らじゃない方が良くね?」

ええ。慌ててループ再生にしましたよね。
すると隠しトラックから、これまた流れるように繋がる冒頭の「Oh My Goodness」の言葉。
最初のセリフは、多分少女の声だもんね。
そっかーそういうことか。
なんて熱量とカロリーの高いアルバムなんだ。
恐れ多いぜV6。
普通に良いアルバムかと思って聞いてたら、聴くタイプの本だった。

後日調べてみると、隠しトラックに繋がる空白で時間を調節し、総収録時間を66分にしたとあった。
こだわりがすごい。


そしてさらに季節は流れ、私はSnow Manのファンになっていた。

yuzuru-1101.hatenablog.com


当然のように購入したのが、当時最新シングルだった「KISSIN' MY LIPS / Stories」。
Snow Manはまだデビューして日が浅かったので、V6と比べると集めるべきCDが少なかったのである。
一番好きだった「君の彼氏になりたい」が収録された、通常盤を購入。
へー、Snow Manの通常盤にはボイスドラマが付くのね〜なんて思いながら通勤中の車でCDを再生。
普通に曲を楽しみ、インストを楽しみ、ボイスドラマが再生された時聞こえてきた聞こえてきた言葉。

「このボイスドラマは、CDのリピート再生をオンにしてお楽しみください」

きた!私の好きなやつ!
まさかまさか、シングルでこの感じが味わえるとは思わないじゃない?
なんて粋なことをしてくれるんだSnow Man
ボイスドラマの内容は、もしメンバーが違うお仕事についたら〜という内容のもの。
1人1人のキャラに合わせたドラマが流れる。
(余談だが、私は佐久間くん×書店員の話がお気に入り。)
そして最後は全員で、アイドルのお仕事。
ステージを控える9人の会話が流れ、リピート再生で表題曲KISSIN' MY LIPSが流れる。
なんて鮮やかな流れ。
これはリピートしちゃうじゃないか。
こういうの大好きだ!!



とまあこういった調子で、私はCDが好きだ。
というだけの特に実もない文章である。


サブスクだって便利だ。
テレビから流れる流行りの曲を、良いと思ったらサクッと聴ける。
思わぬ良曲に出会うことだってある。
最近では、ダウンロード限定販売の曲も出てきた。
それでもやっぱり、1つの流れと作品性を感じるCDが好きだ。
ジャニーズもサブスク解禁してくれんかな!!!と思うことは多々あるけれど、どうかCDの販売は止めないで欲しい。
サブスクには無い魅力がCDにはあって、それを愛している人間がここにいる。






あ〜でもジャニーズもサブスク解禁してくれんかな!
推しじゃないけど気になる曲を、1曲から聴きたい時もあるよね!
推しがカバーした先輩の曲とかさ!