てってれー!
本日は私にとって、記念すべき日である。
そう、5年前、私が妹に連れられV6のライブを見に行った日。
私の「V6記念日」である。
ライブで一気にファンになったので、沼落ちした日が明確で良い。
あの時は、こんなに好きになるなんて思わなかった。
昔から、興味の対象は移ろいやすいタイプだった。
「経験はないよりある方がいい」
「とりあえずやってみて、駄目ならやめればいい」
をモットーに生きている私は、とりあえず何にでも手を出すタイプだ。
手を出してはやめてきたものは数知れず。
自分の興味のあるジャンルごとに、心の中にコップがある。
好きで好きでたまらないものでも、ある日突然そのコップがいっぱいになる瞬間があるのだ。
「あ、ここが頂点だ。これ以上のレベルには行けない。」
何年もやってきたのに、それでやめてしまったものもある。
吹奏楽とか、小説を書くこととか。
今でもそれらは好きだけど、あんなに時間と労力をかけて夢中になることは多分ない。
自分の限界が見えてしまったから。
ただ私は、一度好きだと自覚したものは、絶対に手放さないタイプだ。
今は興味が薄いだけ、ちゃんと血肉になって体に残っている、そう思っている。
だからV6を好きになった時も、そう思っていた。
「イケメンにハマるなんて面白いじゃないか。好きになるだけなってみよう。」
「好きの限界が見えてしまったら、さらりと引退すれば良い。」
そんな風に思っていた過去の自分、まじでアホだと思う。
そして「好きになるだけなってみよう」と決めた自分、まじでグッジョブ。
ジャニーズって、歌番組に出て、CD出して、雑誌に載って、そういうイメージだった。
でもV6の活動、舞台が中心なんですよね。
音楽は好きだし、田舎者ながらに劇団四季を見て感動したこともあった。
舞台を見にいくのは好きだった。
V6を好きになって、初めて四季以外の「プロの舞台」を知った。
メンバーが出演するから、という理由で、さまざまな舞台を見た。
(特に好きなのは森田剛のFORTUNE。どうやらダーティなやつが好きらしい。)
常に次の現場を楽しみにする日々。
舞台行って、新曲予約して、歌番組も楽しみにして。
ライブ行って、聖地巡礼して、映画行って、美味しいもの食べて。
ダイエットの時はイマジナリー三宅健に協力してもらった。
仕事がしんどい時は「次の瞬間あのドアが開いて、うっかりロケにやってきたV6が顔を出すかも知れない」という妄想で乗り切っている。
V6を通じて、年齢も他の趣味も違う、全く別の価値観のある友達もできた。
(いや、私は…友達だと…思っているが…向こうは知らん……)
そんなことを毎日続けていたら、いつの間にか5年過ぎていた。
自分でもびっくりする。
二十歳を過ぎるまで一切興味のなかったジャンルに、まさかこれほどハマるとは。
好きのコップはいっぱいになるどころか、容量を増していく。
まだまだこんなもんじゃないぞ私の愛。
台に上ったって見えないぞ好きの限界。
どんどん新しい世界を見せてくれるよトニセンと森田剛と三宅健と岡田准一。
自分じゃない人間を人生の主軸にするのは、私のポリシーに反する。
なのでV6が無ければ死んじゃう!!なんて言わない。
が、現在進行形でV6ではなくなった彼らは、間違いなく私の人生の支柱になっている。
彼らがいなくても、私は元気に明日を生きるんだと思う。
でも確実に、ちょっと寂しい道になるだろうな。
ありがとう、最初にライブに連れてってくれた妹。
グッジョブ、V6を好きになると決めた過去の私。
そしてたくさんのありがとうを、V6へ。
あの日からずっと地続きの好きを続けて今日で5年。
6年目も私は、地続きの好きを生きてゆくよ。